cDNA、リアルタイムPCR、生まれた時からアルデンテ、平野紗季子、セブンルール、ポッキー

2月28日(木)

この日は研究室に行ってcDNAのリアルタイムPCRという、簡単にいうとDNAがどれだけ増えたかを1回1回反応ごとに計測しながらDNAを増やしていくということをしました。何が良いかというと、この細胞ではこの遺伝子がよく機能しているかがわかるというものです。

1日中研究室にいたのですが、まあ機械に設定しさえすれば反応を進めてくれるので、かなり待ち時間も多く、その間に「生まれた時からアルデンテ」を読み終えました。筆者の平野紗季子さんはフードエッセイストという肩書きで、フードライターとか、フードコラムニストとかではなく、エッセイストである所以はなん何だろうと思っていましたが、この本を読んでその疑問は晴れました。それは変に論理ぶっていない、かと言って文学ぶってもいない、素直でありながらセンスが光る心地良い文章が書ける方だからです。道路に捨てられたスターバックスのコーヒーを見て、「地に伏して、雑踏を見上げてもなお、凜と佇むその姿に 私は女神を見た」という表現をしたり、電車で向かいの男性2人組に「幸薄(さちうす)女」と言われ、「他称サチウスの私には、身に余る和菓子。 大福」という見事なアイロニーを見せたりと、食に対する発想を与えてくれることもだし、そもそも文章自体が面白いんです笑

平野さんを知ったのは前にも紹介した「セブンルール」というテレビ番組です。この番組はある一人の女性の自分なりのルールを7つ挙げ、人生やその人たるものを紹介していくもので、その映像を見ながらYOUさん、オードリーの若林さん、芥川賞作家の本谷有希子さん、俳優の青木崇高さんが話し合いをしていくという構図。僕は「セブンルール」に限らず「アナザースカイ」や「SWITCHインタビュー達人達」みたいな人の人生を追ったり考えが知れたりするものが割と好きだし、「マツコ&有吉 かりそめ天国」みたいなくだらないことでも考察を繰り広げるようなのを聞くのも好きだからこの番組はそういう要素を持ってて面白いんですね。

あと全然関係ないけど久しぶりに食べたらポッキーって美味しいね笑 つぶつぶいちごっていうの食べたらめちゃくちゃ美味しかった笑

グリコさんこれからも開発頑張ってください!